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メディアでの紹介

​2021年8月NEWSポストセブンに院長の記事「最期まで自宅で過ごす~コロナ禍の在宅医療 最前線の医師に密着」が紹介されました。

以下のリンクをご参照ください。

https://www.news-postseven.com/archives/20210823_1684145.html?DETAIL

2021年8月1日付朝日新聞神奈川県版に院長の記事が掲載されました。

在宅医療の現場に「笑い」を 川崎で医師が奮闘

 

【神奈川】在宅医療の現場に「笑い」を増やそうと奮闘している医師がいる。川崎市の麻生区や多摩区を中心に、100軒ほどを担当している宮本謙一さん(45)だ。在宅医療は、住み慣れた自宅で療養するメリットが大きい一方、家族の負担が増えるなど難しい側面を持つ。大切な今をより前向きに生きるための「笑い」の効用を、多くの人に知ってほしいと宮本さんは願う。

 

 宮本さんは医大卒業後、医局勤務や公衆衛生医師を経て、2014年から在宅医療の世界に入った。約7年の経験で、「笑い」が現場にもたらすメリットを強く感じるようになった。宮本さんが大事にしたい「笑い」は、笑顔になるコミュニケーションのことだ。

 

 訪問先の家庭で探すのが、「笑い」を忘れず生活してもらうためのヒント。患者に「趣味や楽しみはありますか」と直接聞いてもなかなか答えてもらえないことが多く、「こんなにつらい時に何を言っているんだと不信感を抱かれることすらあります」。そんなとき、部屋に飾ってある写真や置物の話題を向ける。思いもかけず趣味や思い出につながり、そこから会話がはずむことも多い。「病状の悪化や、介護が必要な状態のときこそ、趣味や楽しみが大事なんです」

 

 患者の1人、認知症が進行した90代女性がいた。無表情で言葉を発することが少なくなっていたが、息子が「犬も歩けば」と言うと「棒に当たる」と即答した。宮本さんがいろいろなことわざを聞いてもすぐ答えが返り、ちょっとにやっとして楽しそうだった。「言葉がほとんどないからこそ、笑いが重要なのだと気づきました」

 

 5月に62歳で膵臓(すいぞう)がんで亡くなった多摩区の山崎充哲さんも宮本さんの患者の1人だった。自然環境調査コンサルタントとして、メディアにも多く登場していた山崎さん。「宮本先生は父の昔の出演番組や記事なども、どこで調べたのか、本当によくご存じでした。聞き上手なので、しゃべることが好きな父がにこにこ笑って話していたのを覚えています」と山崎さんの長女愛柚香(あゆか)さん(28)は振り返る。最期を家で迎えるメリットは大きいけれど、死にゆく人と生活をともにする家族は特殊な環境でもあり、精神的にも参ることも多い、と愛柚香さん。「その家族の思いも細かくフォローしていただきました。宮本先生のおかげで、家族は最期まで笑顔でいられたし、父も喜んでいたと思います」

 

 宮本さんは、7年間の在宅医療で気づいた思いを「在宅医療と『笑い』」(幻冬舎、1540円)にまとめた。その中では療養生活を「笑って」過ごした人々の例をいくつも紹介しながら、前向きに生きるヒントが描かれている。

 

 同著では、山形大医学部の研究グループが、山形県民約1万7千人を追跡調査した結果、よく笑う人ほど死亡リスクが低めという19年発表の研究も紹介されている。

 

 「笑いの効用について数字で示されている研究結果はまだこれくらいしかないのが残念」と宮本さん。しかし7年間、在宅医療を担う中で、笑顔のコミュニケーションが復活すれば、療養生活が前向きになることを実感したという。「楽しむ」「笑う」ということが、在宅療養の最も重要なキーワードであり、最大の目的――。宮本さんはそんな考えで、患者やその家族たちと向き合っている。(斎藤博美)

​2021年10月19日付日本経済新聞神奈川県版に院長の記事が掲載されました。

川崎市北部で在宅医療に携わる医師、宮本謙一さん(45)がこのほど「在宅医療と『笑い』」(幻冬舎)を著した。「笑いは体に良く、心身の苦痛の緩和にもつながる。患者さんだけでなく、その家族も笑顔になることで、療養生活に前向きになれる」と在宅医療の現場での「笑い」の効用を説く。

 

公衆衛生医師として東日本大震災の被災地に赴き、在宅医療の重要性を実感。8年前に在宅医になった。医師、看護師らに頼ることができる病院とは違い、在宅での療養生活は家族の多大な労力と気配りが必要となる。患者自身が家族に引け目を感じて互いの関係がギクシャクすることも少なくない。そんな時でも「笑顔で楽しい話をしている患者さんはいきいきとして、それを見ている家族も明るくなる」という。

 

現在、宮本さんは約150人の訪問診療にあたっているが、心がけているのは笑顔になるコミュニケーションだ。診療をしながら、趣味や思い出話をすることで、認知症が進行した人とも会話がはずみ、笑いが生まれることがある。

 

療養生活で笑いを習慣にするためのツールとして宮本さんが患者やその家族に勧めているのはインド人医師が開発した「笑いヨガ」。決まったルールや動きで笑う健康体操とヨガの呼吸法を組み合わせたもので、自らも実践している。「大笑いすると心に余裕が生まれる。すっきりして気持ちのいいものですよ」。コロナ収束後には中止していた笑いヨガの講習会を再開する予定だ。(名波彰人)

​2021年12月m3.comに院長の記事「【神奈川】患者150人の在宅クリニック、医師単独で訪問するワケ-宮本謙一・在宅療養支援クリニック かえでの風 たま・かわさき院長に聞く」が掲載されました。

以下のリンクをご参照ください(会員限定となります)。

https://www.m3.com/news/kisokoza/979299

​2021年11月あざみ野STYLE第46号に院長の活動が紹介されました。

以下のリンクをご参照ください。

https://www.azaminostyle.jp/backnumber

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