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笑いヨガについて

 私は2017年に「日本笑いヨガ協会」の笑いヨガリーダー養成講座を受講しました。その後、「笑いヨガリーダー」として、毎月定例の「笑いクラブ」をはじめ、様々な場所で笑いヨガリーダーとしての活動を行ってきました。

 新型コロナウイルス感染症(covid-19)の流行開始後は、みんなで集まって笑いヨガを実践することはほとんどできなくなりましたが、いつの日にか、マスクを外して、みんなで遠慮なく大声で大笑いできる日が来ることを願っています。

2022年11月 みやもと訪問クリニック院長 宮本謙一

笑いヨガについて詳しく知りたい方は「日本笑いヨガ協会」のページをご覧ください。

​笑いヨガとは

・笑いヨガとは、誰にでもできる笑いの健康体操です。

・私たちは普段、おもしろい話を聞いたり、おもしろい映像を見たりして笑いますが、笑いヨガでは「体操」として笑います。

・はじめは「体操」として笑いますが、みんなで笑っていると、笑いが「伝染」し、自然と笑いがこみ上げてくるようになります。

・自然と笑っても、「体操」として笑っても、笑いの体への良い影響(生理的作用)は全く変わりません。

・「笑いヨガ」とは、「笑いの体操」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせたものです。

・笑いヨガは、約30年前、インド人のマダン・カタリア医師が作りました。あっという間に世界中に拡がり、多くの国で、たくさんの人々が「笑いヨガ」を楽しんでいます。

日常生活での笑いの大切さ

 笑うことはとても大切なことであり、体にもいいことは、ほとんど全ての人が実感していると思います。

 では具体的に、笑いはなぜ体に良いのでしょうか。

 まず、笑いは「腹式呼吸の連続」です。お腹に手を当てて笑ってみるとよくわかります。「腹を抱えて笑う」「笑いすぎて腹が痛い」といった表現もあります。腹筋を効果的につかう腹式呼吸自体がとても体にいいと考えられています。

 そして腹筋だけではなく、笑いはまさに全身運動です。顔の表情筋から首の筋肉、胸の筋肉、そして足の筋肉まで、全身の筋肉を使います。笑いは非常に体に良い全身運動、有酸素運動なのです。

 そして、笑うことによって誰もが自らの気持ちが楽になると思います。医学的にはたくさん笑うことでストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが減少することが知られています。良い運動をしてストレスが減少すると、血圧がさがり、血糖値が下がる、さらには中性脂肪が下がるといった生活習慣病の改善効果も期待できます。

 また、たくさん笑うことで血管内皮細胞の働きを改善させ動脈硬化を抑制するという研究結果もあります。また、笑うことで痛みを改善するという研究結果もあり、例えば関節リウマチなど慢性的に痛みを感じる疾患や、癌の痛みを感じている方について、治療に笑いを取り入れることで痛み止めの量を減らすことができたというデータもあります。

 さらに、在宅療養中の方でつらい症状が持続して抑うつ状態になる方も少なくありませんが、笑いにはうつ病を予防したり改善したりする効果も認められています。

 そして、最近注目されているのが認知症予防です。たくさん笑う人とほとんど笑わない人を比較すると、たくさん笑う人のほうが認知症になる確率が数倍少ないという研究結果もあります。

 このように笑いには様々な効果があり、私たち全ての人間にとって笑いは非常に重要なのです。

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